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みずうみ (新潮文庫)についてのさちこさんのレビュー


さちこの趣味»

わりと何でも読みます。 小説、エッセイ、東洋医学系を好みます。

レビュー by さちこさん

文学・小説   読み終わった  読了日 : 2011年09月14日  4  登録日: 2011年09月14日

超久しぶりに読んだ、よしもとばなな。

過去に何かあった「中島くん」と、
母を亡くした壁画描きの「ちひろ」。

二人はお互いの部屋の窓を眺めあううちに、親しくなり一緒に暮らすことになる。
同じ部屋で過ごすうち、中島くんの「過去になにかあったこと」も明らかになります。
この明らかになる過程で、ちひろさんがきちんと中島君に向き合っている姿勢に多大なる愛を感じます。(いいな、私利私欲のないこの感じ)
ラストは、「中島君、やっぱ無理やったか…」とふと思ってしまいました。でも、それでも二人を見てると案外ハッピーエンドなのかもしれない。
そんな温かい小説。

久しぶりに読んだので、なかなか新鮮でした。
確信的なことはストレートに言葉で言わず、いくつもの言葉をかけあわせた上で表現する。
その表現の仕方の、なんと柔らかいこと…!!

それでいて、胸にささることばっか言われてしまいます。
もう、この人は最強だわ。。 レビュー登録日 : 2011年09月14日


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