『新宿鮫』という異名を持ち、やくざなどから恐れられる新宿署刑事・鮫島。
警視庁のキャリア組として出世の道を進んでいくのだが、同期の死についての警察組織にとって消したい重要な情報を握っていることからキャリアの道を外され、新宿署内でも一匹狼として捜査をしている。
警察組織の内情や専門の用語などが多く飛び出し、最初の方を軽く読んでいくにつれ、スピード感が上がっていき非常にのめり込んでテンポ良く最後まで読めてしまった。
自分の好きなハードボイルドの感じとは少し違ったが、これはこれで鮫島や課長桃井がカッコ良くとても面白かった。
そしてラスト1行にグッと来て清々しい気持ちで読み終わった。
これで晶と体の関係が無いか、描写が無ければ自分の中で理想のハードボイルドにもっと近付いただろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年12月7日
- 読了日 : 2010年11月29日
- 本棚登録日 : 2010年11月30日
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