ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち 1)

  • 鈴木出版 (2004年12月1日発売)
3.91
  • (30)
  • (57)
  • (35)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 337
感想 : 58
5

簡単に書かれているけれど、内容は重い。
雨の日のスクールバスを待つ間の暇潰しとして、アンナが始めたお話ゲーム。その"お話"に徐々に引き込まれていくマーク。ヒットラーのむすめハイジの立場になり良いことと悪いことについて、戦争について考え始める。「もしお父さんが悪いことをしていたら、やめてって言えるのか」「もし今ヒトラーが権力をもったとしたらお父さんやお母さんは抗議するのか」「良いことをしていると思ってる人に本当はそれが悪いことだとどうやったら気づけるのか」……
10年位前に読んだときから古くならないこの本。というか今の日本にピッタリでしょ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2014年10月1日
読了日 : 2014年10月1日
本棚登録日 : 2014年10月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする