吉田修一の傑作、横道世之介の実写化。
監督は『キツツキと雨』の沖田修一。
与謝野祥子を吉高由里子がやると聞き、
最初は正直イメージと違うなとガッカリもした記憶が。
だが、この場で謝らせて下さい。
これ以上ないぐらい、ぴったりな配役でした。
吉高由里子という女優を初めてイイ女優だと思えた作品かも。
微妙な時代物だけあって撮影も大変そうな印象。
その分、よく再現できていたのではないだろうか。
ただ、難民の赤ん坊のクダリや
世之介の最期に繋がるクダリがあっさりだったり
描かれていなかったのはやはり残念な感はあったが。
とは言え、余貴美子さんを母親にするキャスティングなど、
俳優部の力でその辺を補っているのも確か。
ラストは感極まるものがあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年9月2日
- 読了日 : 2014年9月2日
- 本棚登録日 : 2014年9月2日
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