僕とカミサマの境界線

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 38
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024410

作品紹介・あらすじ

人間の世界と、もうひとつの世界"さかしま"を遮る塞神が崩壊。神隠しに遭った彼女を救えるのは、「ええー、俺?」何にもできない高校生なんですけど。人気シリーズ「蛟堂報復録」の著者による、エンターテイメント小説。

感想・レビュー・書評

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  • いろいろと話がずれている。

    祖母の病気平癒のため、訪れた場所で九尾とあった。(祖母はその時には死亡していたため、穢れのためさかしまに行った。)
    あとの文書では、それは少年の時だった。とか。

    狛犬がたった何年かで父親の想いだけでさかましになってること。
    狛犬は、召喚獣とか。

    さかましに迷い込んだ舞子の扱いなど急に場面も変わるし設定も変。

  • 【図書館本】もっと軽いと思ってた。思ってたより普通だった。女の子2人がどうも合わなくて終始イライラし通しで、なかなか読み進まなかったけど、そこさえ我慢できれば引き込まれた。特に後半は一気に読んだ。
    この巻で各キャラの立ち位置がハッキリしたので、もし続くようであれば追いかけてみたい。

  • 舞子を助けてハッピーエンドだろうとか思っていたら、案外そうならなかったのが好み。

  • 表紙と帯からはノリの軽い印象でしたが、じっとり暗い。
    帯の文面はもはや詐欺に近い。キャラ全然ちゃうやん。

  • 「僕とカミサマの境界線」
    人間世界とさかしまの世界を遮る塞神が崩壊した。神隠しにあった幼馴染を救えるのは、京介。


    「決して足を踏み入れてはならない」と祖父が言っていた九天島。人間が住むうつしよ、御前達が住むさかしま。有栖川家が歴代管理してきた鏡。有栖川家の息子京介が持つ謎の力に旧鼠や玉兎。まるで陰陽師の世界や犬夜叉みたいな印象を受ける物語。


    京介が助けようとしている舞子は、どうやら歴史大好きっ子でさかしまの世界に影響を与えそうな活発な子。対象的に、舞子の親友一二三は、引っ込み思案だけど頑固だろうな、と感じる女の子である。そして、注目人物は、舞子の兄。


    彼らのキャラクターを見ると、ライトノーベルらしいなと思いながら、これまたライトノーベルらしい世界観を読む。随分久方ぶりの感覚を味わいながら読み進むにつれ、なんだか京介に対してモヤモヤ感が湧いてくるw


    確かに、一二三を巻き込みたくない気持ちや舞子を助けたい気持ちは分かる。しかし、ちょっと子供過ぎやしないか、と。


    京介自身やたらに自身を責める傾向があり、彼自身矛盾を感じているから「京介も苦悩しているんだ」と思いますが、一二三が想像通りの頑固さ、芯の強さを見せるだけに、ちょっと京介に物足りなさを感じてしまいます。そんな京介がどう成長するのか、是非ご確認を。


    物語を担うは、うつしよだけではなく、さかしまもです。彼らが活躍してくれないと全く別の物語になっちゃいますからね。登場するのは、悪魔のような旧鼠をはじめその悪魔を食っちゃう玉兎に舞子の話し相手応声虫、そして大蛇と色々いますが、一押しは狛犬です。


    べらんべい口調というのかよく分からないけど、なんとも迫力あり可愛らしさありで目が離せない。人間を憎むさかしまが普通の中、一二三を慕うなんてやるじゃないかと応援したくなる訳ですw


    ファンタジーある世界観が大好きな人は楽しめる一冊。

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著者プロフィール

1985年、静岡県生まれ。
2007年にwebサイト「Nosferatu」を開設。創作小説を書き始める。『蛟堂報復録』でアルファポリスミステリー小説大賞を受賞し、書籍刊行へと至る。他の著書に『呪症骨董屋 石川鷹人』(アルファポリス)、『ペットショップ夢幻楼の事件帳』(角川書店)、『宵闇の王国 路地裏の吸血鬼と俺の事件録』(TOブックス)などがある。

「2018年 『蛟堂報復録9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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