eyes&brain Ⅱ»
主に小説、絵本、ノンフィクション。 たまに詩集、エッセイ。 透明感のある文章のものが好きです。
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角田光代さんの小説はいろいろ読んだけれど、とても“女子的”なところが好きです。“女性的”というより“女子的”。
オンナにしかわからないであろう、オトコが読んだらもしかしたら引いてしまうかもしれない感情を綴るのがとても巧い。
自分が経験したことがまったくない中身でも、なぜか共感できてしまう。
この小説の場合は“妊娠”。私は未経験のそれですが(角田さんはどうなのかな?)、最初はあまり子どもが欲しいと思っていないまま妊娠してしまった主婦の心の機微が描かれています。章ごとに『○月●日』という日付がついている日記調の小説。
経験したことないのに、なぜか、あぁわかるな~って思ってしまう不思議。淡々と描かれているのだけど、だんだん主人公の気持ちが変わっていくのが感じられる。
個人的にはラストの切り方も秀逸でした。こういう終わり方好き。
ただ、この後読んだ、同じく角田さんの『八日目の蝉』が良すぎたので、これは★3つです(笑)
2012年02月22日
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その他の小説
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読み終わった
(2012年02月22日)
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過去に人気バラエティー番組に引っ張り出されたのがきっかけでブレイクした芸人が、その後下火になり、いわゆる過去の一発屋という状態になり、心まで病んでしまう。その、絶望。
読んでまず思ったのは、猿岩石のことを思い出すなぁと。笑
うっすらではあっても、彼らのことをモデルにしているのかな、と感じた。
ぜつぼう、とはあるものの、どこか軽快で重苦しい感じもなく、むしろ悩むことを小馬鹿にしたような雰囲気さえ感じた。
読みやすく、一気に読めます。一言、おもしろかった。
本谷有希子さんといえば『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』と思い出すのですが、過剰な人間が出てくるところが好き。
腑抜けども~の小説も読んでみたい。
2012年02月07日
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純文学
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読み終わった
(2012年02月07日)
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お友達からプレゼントとして頂きました。
とにかく絵が鮮やかできれい。
『ゾウバス』が町を走ってゆく様子がずーっと描かれているだけなのだけど、かわいくて、不思議と癒されました。
文も独特。ときどき出てくる「ゾウバス トンネルはいりまーす」とか一行で終わるページがめちゃめちゃ好き。
絵本もらうと嬉しいね。これは飾っておきたい一冊です。
2012年02月04日
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絵本
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読み終わった
(2012年02月04日)
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久しぶりの読書ということで軽めに読める短篇集をチョイス。
そのなかでもこれはショートショートなので、一篇が5ページくらいのお話が多く、飽きずにテンポよく読み切りました。
以前同じく赤川次郎のショートショート(確か『踊る男』)を読んだことがあって、それにはけっこうぞっとするような怖いお話も収録されていた記憶があり、印象にも残っていたのだけど、そういう意味でこの短篇集は少し印象が薄い。少なくとも、本当にぞっとするようなお話はなかったです。(かるーく怖いお話はいくつかありました)
でもとにかく飽きずに読めるので、あまり読書が得意じゃないけど何か読んでみたい人にはおすすめ。難しい表現もないので読みやすいです。
2012年02月04日
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短編集
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読み終わった
(2012年02月04日)
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収録されているお話が全て1〜2ページで完結する、まさしく超短編集。
胸がざわざわするような奇妙な物語が多く、短いため説明的ではないから少し頭を使わなければ意味が分からないものもいくつかあったが、基本的には読みやすくて面白かった。
赤川次郎のショートショートや、世にも奇妙な物語が好きな人はきっとこの本も気に入ると思う。
この本を読んでいる時、俄然超短編が書きたくなりました。刺激を与えてくれた1冊です。同じシリーズの2や3も読んでみたい。
2011年04月05日
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短編集
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読み終わった
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連作の短編集なのだけど、繋がりの焦点が違うため、連作だけど全く繋がっていないような不思議な違和感がある。
同じ登場人物が何度か出てくるけれど、前はどの章に出てきたのか軽く混乱した。こういう連作を読むのは初めてです。
『バニシングポイント』とは『遠近画法における消失点』という意味らしい。タイトルの意味を知ると、こういう造りであるのも納得出来る。
全体的に乾いていて退廃的な雰囲気があり、登場人物にそこはかとない色気を感じた。雨の日の夕方に読みたい感じの小説でした。
2011年04月05日
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短編・連作
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読み終わった
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結婚して10年、しかし子どもはいない一組の夫婦の物語。
江國さんの小説は昔から今まで結構読んでいる方だけど、この作品、『スイートリトルライズ』と重なるところがありながら、何かが決定的に違う。だけど“人と人はいくら夫婦であっても本当の意味では分かり合えない”という絶対的な孤独が根底にある部分は共通していると感じた。
私はまだ結婚したことがないから、夫婦とはどういうものなのかを語ることは出来ない。だけど夫婦に限らず、親子、兄弟、友達だって、どれだけ仲が良くてもやはり違う人間でひとつになることは出来ない。そういった意味での“絶対的な孤独”は理解出来る。
この物語の主人公・日和子は、クリスマスに夫が毎年買ってくるお菓子が詰まった赤い長靴が気に食わない。辛辣に、夫に言ってしまうくらい。だけど夫は日和子の言葉も意に介さず、翌年もまたその翌年も赤い長靴を買い続ける。
通じ合わない、いつもどこかちぐはぐだ。だけど夫婦は共に時間を過ごすことに意味がある――そういうことを感じる物語。
当たり前だけど夫婦なんて、ずっとラブラブなわけじゃない。当初の熱もいつかは冷める。だけど結婚生活の真価はきっと、別のところにあるのだと思った。
作風がどことなく違うから元々江國さんのファンの人はしっくり来ないかもしれないけれど、私はこの派手じゃない純文学、好きです。
2011年03月29日
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恋愛
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読み終わった
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歴史的にも有名な死刑囚・永山則夫の小説。獄中で小説を書くことに目覚め、賞まで獲得し、そして獄中結婚して、40代で処刑された男。
永山の母親が青森県出身で、氏も青森県で過ごした経験もあるということから、ずっと気になっていました。
この作品は小説でありながら自叙伝であり、ところどころ自叙的な詩集になっている。自分が罪人となった原因(だと恐らく本人が思っていた)の生い立ちを物語風に綴っている。
表題作の『木橋』は、私が住んでいる近くが舞台になっているため、読みながら風景を想像出来て不思議な感じでした。そういう意味で親しみが湧いた。
小説ではなく自叙伝として書かれた作品もあるようなので、それも読んでみたいと思いました。
2011年03月28日
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純文学
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読み終わった
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2~3年前にこの小説の再ブームが来てたのはなぜ?と思っていたのだけど、ずっと昔の小説だけど、現代の背景(というかシステム?)に通じるものがあるからなのか、と納得。
金持ちはますます金持ちになり、貧乏はますます貧乏になる。。
“プロレタリア文学”と言われるとどんだけ左寄りなんだろう…って避ける人も居そうだけど、今の若い人ってリベラルな思想の人が多いと思うし(よほどの右寄り思想でない限りは)理解できる文学として読めると思う。
著者の最期を知るにつけ、いろんな思想が普通に認められる今の世の中は、当時からするとすごいことなのだと実感した。いまは“共産党”ていう政党があるくらいなんだ。
2011年03月15日
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純文学
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読み終わった
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優しく柔らかい文章でその星座についてを教えてくれる本。
「この占いは当たりますよ!」みたいな押しつけがまさは一切なく、ひとつの読み物としてとても面白い本でした。
私は自分の星座の本をお友達から頂いたのをきっかけに読んだけれど、他の星座の本もぜひ読んでみたいと思った。
基本的に全ての相性や性質を“肯定”する書き方をされているところに好感を持ちました。
…ちなみに内容は当たってる!と思うことが満載でした(笑)
2011年03月08日
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実用書
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読み終わった
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職業作家の小説と小説の間に読むと、文章の荒さが少し目立つ部分もあるけれど、つぶやきシロー独特の世界観に浸ってみたい人はぜひ。
ひとつの父子の物語だけどけして『お涙頂戴系』ではないし、お笑いネタと同じ『人を傷つけないあるあるネタ』も自然に盛り込まれてて面白いし、シュールでどこか物悲しくてだけど温かい小説。人柄が出てるんじゃないかと思う。
タレントさんが書いた小説ってそれだけで厳しい目で見られがちだけど、それだけ期待もある、ということでもあると思う。
だけどこの小説は『タレントが書いた小説』じゃなく純粋に一冊の小説として読んで面白かった。
感性が合わないとそう感じるのは難しいかもしれないけれど。。。笑
2011年03月04日
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その他の小説
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読み終わった
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ディックの小説を読むのは『ユービック』に続き二作目。『ブレードランナー』に映画化された有名な作品。(私は映画は未鑑賞)
