江國香織作品のなかで、いちばんはじめに読んだ小説。
去年ドラマ化したので観てみたらとてもよかったので、改めて読み返してみた。
全体的におとぎ話のような雰囲気が漂っている。
愛した夫を求め、いろんな街を転々とする母と、それに付き合わされる幼い娘。
とても非現実的でふわふわとしている。
そしてさみしい。
やがて娘も大きくなり、その生活に疑問を抱き始め…
この透明感こそが、江國ワールドだと思う。
とてもさみしくて、幸福な物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年5月19日
- 読了日 : 2014年5月19日
- 本棚登録日 : 2014年5月19日
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