今、旬のクリエイティブディレクター/CMプランナー/コピーライター高崎卓馬さんの小説デビュー作と聞けば、読みたくなるものだけど、もっと大きな話題になってもいいような・・・。
4つのものがたりから成り、背景も全く異なるのに、それぞれ不思議な石「ブルーガーネット」がモチーフとして、だけど目立たず使われている。
「ホノカアボーイ」やオランジーナのイメージから、いまどきのCMの世界、ケータイ小説なのかな?と先入観を持ったが、とんでもなくどれも、しっかり”小説。
表題作「はるかかけら」、「僕の雨は君に降る」、「グレープフルーツムーン」、「闇の桃」・・・、それぞれが、違う世界で驚く。
戦争のない時代に生まれてよかったと思える「はるかかけら」がよかったな〜。
装丁も素敵。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年7月31日
- 読了日 : 2012年7月10日
- 本棚登録日 : 2012年7月31日
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