バラエティーに富んだ七編を収める時代小説短編集。
豪雪に敗けた柴田勝家
佐々成政の北アルプス越え
黍団子侍
凶年の梟雄
明智光秀の母
妖尼
最後の叛乱
昭和63年の刊。
久しぶりに面白い時代小説を読んだ。昔の小説なので
現時点から見れば古びてしまった通説も使われているが、
割り切って読めるので気にならない。
柴田勝家、佐々成政、凶年の梟雄(毛利元就と陶晴賢)
では、気候がスパイスとして使われており、新田次郎ら
しさがあって面白い。
表題作の黍団子侍は、川中島の戦いを舞台に小山田信茂
の同心の寄子が主人公。実際の合戦はこうだったのかもと
思わせる説得力がありおススメである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史(戦国)
- 感想投稿日 : 2013年1月5日
- 読了日 : 2013年1月5日
- 本棚登録日 : 2013年1月5日
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