外邦図――帝国日本のアジア地図 (中公新書 2119)

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  • 中央公論新社 (2011年7月22日発売)
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明治初期から第二次世界大戦終結まで、日本がアジア・太平洋地域について作製した「外邦図」。陸軍が中心となり、戦争と植民地統治の「道具」として、朝鮮、中国、東南アジアと、進出に先駆けて作られた。その手段は、複製、秘密測量、空中撮影であり、現地での衝突も少なくなかった。本書は、初期の陸軍将校たちの偵察測量、日露戦争戦場での争奪、越境空撮など、従来知られていなかった作製の内実と利用の歴史を明らかにする。

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 未読
感想投稿日 : 2013年9月16日
本棚登録日 : 2011年8月23日

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