本書は長年、大蔵省担当の新聞記者として接して来た著者が千枚の取材メモをもとに記した本である。
往々にして官僚のイメージはステレオタイプで語られやすいが、出世と人事を切り口にみてみると生身の部分が透けてみえる気がする。財務官僚といえば日本でもトップクラスの頭脳集団であるが優秀なだけでは事務次官になることは出来ない。出世するためには何が必要か?。本書を読むと官僚の定型イメージから抜け出す事が出来る。
何より人事競争の話が面白くない訳がない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
公務員
- 感想投稿日 : 2011年8月19日
- 読了日 : 2010年9月7日
- 本棚登録日 : 2011年8月19日
みんなの感想をみる