出向先から銀行に復帰した半沢直樹は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。ところが政府主導の再建機関が突きつけてきたのは、何と500億円もの借金の棒引き。とても飲めない無茶な話だが、なぜか銀行上層部も敵に回る。銀行内部の多きな闇に直面した半沢の運命やいかに?無敵の痛快エンタメ第4作。(親本は2014年刊、2017年文庫化)
・序 章 ラストチャンス
・第一章 霞が関の刺客
・第二章 女帝の流儀
・第三章 金融庁の嫌われ者
・第四章 策士たちの誤算
・第五章 検査部と不可解な融資
・第六章 隠蔽ゲーム
・終 章 信用の砦
常務の紀本、検査部の富岡など、登場人物にニヤリとさせられる。紀本は、合併前の東京第一銀行が舞台となる「花咲舞が黙ってない」にも登場する。作品をまたぐケースはままあるが、20年という時代を経ているケースは珍しいのではないか。富岡は隠密同心の役割でありがちではあるが、陳腐になってないのが良い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年9月20日
- 読了日 : 2017年9月19日
- 本棚登録日 : 2017年9月10日
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