王妃として置物であることを拒んで、少しでも自分の目指す理想へと進むため行動するシェプスト。そこに立ちはだかる宗教権力と後宮での女の争い。
王宮内では、圧倒的な既存権力のトトメス2世。味方であったセンメトは左遷されてしまいます。ハプスメスが一応いますが、彼はあくまでスネルセトへの対抗で王妃に味方してるだけのような気がするんだよなぁ。敵の敵は味方というけど、積極的味方ではないように思えます。
つまり、王宮内に味方はいない状況であると。
解放された捕虜の男の子、左遷されたセンメト。外国や民間にシェプストの味方の種がまかれている2巻。彼らの種が芽吹くときが、シェプストの野望がかなうときか。
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- 感想投稿日 : 2017年4月30日
- 読了日 : 2017年4月30日
- 本棚登録日 : 2016年8月16日
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