蛇を踏む (文春文庫)についてのm0esend0さんのレビュー
本
/ 文藝春秋
/ 183ページ
/ 1999年08月発売
レビュー by m0esend0さん
文学
読み終わった
読了日 : 2011年09月14日
登録日: 2011年09月21日
2011-09-21T14:16:06+09:00
「センセイの鞄」以来の川上弘美作品。表題の「蛇を踏む」は芥川受賞作ということだが、選考に値する作品だったのではないかと思う。「蛇」が誘う世界は忌避すべきようでいて実は甘美なもの。セクシャルなものに対する希求を、ひとつも直接的な言葉を出さずに、その空気の輪郭をなぞるようにして描いている。主人公だけではなく、ニシ子さんや和尚さんも「蛇」を飼っているという設定が素敵。他2篇の収録作は表題作に比べると印象薄というかんじ。
レビュー登録日 : 2011年09月21日
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