たゆたうような語りが、読む者をセピア色の世界へと誘う。過去は事実か。記憶は真実か。夢はどこから夢なのか。朦朧とする言葉のなか、「彼女」の書き置きだけがてのひらに確かな重さをもって、響く。『あなたがこの辺りで迷わないように』。
読書状況:読み終わった
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とおくへ
- 感想投稿日 : 2018年1月17日
- 読了日 : 2018年1月12日
- 本棚登録日 : 2018年1月17日
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