ミステリ作家の、デビュー前の作品を集めた短編集。
…とはいえ、せめて出版に耐えうるような、ほぼデビューに近いレベルのものだけなのだろうと思っていたら、意外とそうでもなくびっくりしました。
誰かのあとがきにもあったような気がしますが、稚拙ながらもパワーが飛び出してくる、いろんな意味でプロの作品とは違う作品群から始まっており、すごくびっくりしました。
その分、後半にいくにつれだんだん文章が整い、構成がまとまり、でもやっぱりどこかほつれがみえる感じになってくるのは、何の傾向なのでしょうか。
すごく面白い!とはならないけど、こういう作品もあるよね、という内容に。
作品として、やっぱり傑作!というわけではないのですが、読んだことを後悔させない、不思議な作品集でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月24日
- 読了日 : 2015年5月24日
- 本棚登録日 : 2015年5月24日
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