これは紛れもなくバディもんだ。
バディは、ホームズとワトソンのように、いつでも味方同士で同じ敵に立ち向かっているとは限らない。
自分の人生を脅かしてくるバディ。
決して優しくない。
こっちを想ってくれてすらいない。
到底相棒なんて呼べたもんじゃない。
でも、マックスはヴィンセントと出会わなければ、手に入れられなかった何かを手に入れた。
かなりハードボイルドな「その日の天使」。
敵であり味方であり、友達なんかじゃもちろんなくて。
一晩だけ一緒に過ごした(それもかなり過激に)二人。
妙な信頼が、好意が生まれていて、
どこかで尊重していて、うらやましい。
おかしな関係。
最後は物悲しい。
面白かったけど、心がぽっかり。
失ってしまった感じがした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
監督名《マ》
- 感想投稿日 : 2014年2月8日
- 読了日 : 2014年2月8日
- 本棚登録日 : 2014年2月8日
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