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母葉子と娘草子の話。必ず戻るといったパパを待って一つの場所に留まってなじまないように引越しを繰り返す。パパを追い続けると葉子とそれに振り回され転校を繰り返し現実を生きたい草子。草子の感覚は分かるが葉子の感覚は難しい。パパや草子に依存して生きがいにしてしまっているところがあまり好きになれない。最後、死相観も漂う葉子だが、妄想でなく本当にパパに会えたのだろうか。
淡々としている一方で読みやすくマッタリな感じがよい。休みにダラダラしながら読んだり海外リゾートで昼間から飲みながら読むイメージ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
娯楽・家族小説
- 感想投稿日 : 2016年10月8日
- 読了日 : 2016年9月24日
- 本棚登録日 : 2016年10月8日
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