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  <title>macozouさんの本棚</title> 
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  <description>稚拙なレビュー多し。
更新止まってるけど勿体無いから残す。</description> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4915265056"> 
  <title>わかりやすい神道の歴史</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4915265056</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514aRvGLxaL._SL160_.jpg" /><p>神社本庁が出している神道史。表題から簡単な概説本と思われるかもしれないが神道の教科書と言っていい本。
神籬、磐境・磐座の解説から神道の研究は仏教側から始まること、そして護法善神～本地垂迹へと歴史の変遷を辿る記述。その中での神仏習合。
これでまず、神仏習合というより仏神習合であったことが見えてくる。

少なくとも平安時代までは17条の憲法に則り、仏・法・僧への崇敬がまず大事だった。

そして当然の事ながら神道者による神道の見直しも始まる、とは言ってもいわゆる「教え」というものが基本的には無いため、カミの解説本（語弊があると思うが）でもある『神道五部書』と呼ばれる五つの文献を元に伊勢神道が形成されることやお伊勢参りブームなども解説される。

そこから先は江戸時代の垂加神道、復古神道と国学へと繋がりを見せ、江戸末期から明治以降の神道についても詳述されていく。
この辺りは神社本庁の刊行物ということで一歩引いて読むべきかもしれないが、明治以降の神社界の苦労も分かるところだろう。
近代日本の宗教史としても割りとまとまっているか？とも感じた。もちろん基本は神道の展開。

最後に今も使われているか知らないのだが、神職養成の際、まさしく教科書として利用されている本でもあるので、神道って何？という方には下手な新書よりよほど薦めたい本。
神道史を一冊に分かりやすくまとまっている本は他にないだろう。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-30T23:17:48+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>神道</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4915265102"> 
  <title>国家神道とは何だったのか</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4915265102</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41dQ1nonG6L._SL160_.jpg" /><p>神道者から語られる国家神道の歴史。
著者は神道者ではあるが、明治以降の神社政策とはどういうものだったのかを実証的に記す。

当然、国家神道は良かった悪かったとか思想に流され過ぎてもいないし、国家神道への批判もまた実証研究に基づいて行っていっている。
神社・神道関係者や保守派にはやや苦い本だろうと思う。しかしまた戦前は悪と決めてかかる左よりな人たちにとってもしっかり痛いところを指摘している。
現在の日本でこれが江戸末期・明治以降における神道史のスタンダードになり得るかは分からないが。

国家神道と神社の歴史。国家に保護された神道とは何だったのか明治～の神社の実態を見るに優れた本だとオススメしたい。
歴史資料に真摯に取り組んだ意欲作であるとの評価は出来るだろう。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-27T05:25:31+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>神道</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4822246744"> 
  <title>最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4822246744</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GnwINL3UL._SL160_.jpg" /><p>再読：本書はこれまで語られてきた10億人の豊かな世界とそれ以外の発展途上国という二層の図式から、途上国にはさらにその下、最底辺に10億人の発展から取り残された人々がいると語る。

このうち発展途上国に住む人々は、今はまだ貧しいかもしれないが国家は確実に経済成長を続けており、文字通り発展の途上にある国々であり、本書の表現を借りれば「時の流れは彼らの側にある」人たちの事である。
しかし一方で最底辺の10億人に分けられる人々というのは経済は発展どころか、むしろマイナスさえもする国々に暮らしている人達で、その理由として次の4つの罠によって阻害されていると説いている。

それは
   1. 紛争の罠
   2. 天然資源の罠
   3. 内陸国の罠
   4. 小国における悪いガバナンスの罠
である。

紛争、劣悪なガバナンスあたりは分かりやすいが、天然資源の罠というのは興味深い。
天然資源（一次生産品）は多く輸出すると、その国の貨幣価値は高まるが、結果として他の輸出産業は国際競争力を失ってしまう。また手軽に利益が得られてしまうことで技術開発も疎かとなり将来の成長の可能性の芽も摘んでしまうことにもなる。
そしてさらに悪いことに、資源の豊富な国では国民への課税が少なくなるために選挙の必要な民主主義国家では、権力に対する監視の目が緩くなりがちで選挙は利益供与によって票を奪い合う利益誘導政治へと陥ってしまうというのである。

それから内陸の罠は、通常であれば隣国が経済成長をしているときは自国もその恩恵に与れるはずであるが、例えばスイスのように隣国に恵まれているのならともかく、アフリカの場合は近隣諸国も様々な成長の罠に陥っているため成長のチャンスが得られない。

これらを解決する手段として、ただ理想論を振りかざす資金援助だけではなく、早期の段階での技術協力、英軍のシエラレオネを手本とした適切な軍事介入、天然資源に関する国際憲章、各国の実情に合わせた貿易政策などが必要だとしている。
これは言ってみれば最底辺国を"特別扱い"することでもある。

道のりは険しく軍事介入となると眉をひそめる人もいるだろう。
著者はそのことについての批判も承知の上で書いたようであるが、先進諸国がそれらを実行するために問題となるのは国民の無関心さにあるようだ。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-17T20:56:55+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>教養</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4492211772"> 
  <title>アフリカ 苦悩する大陸</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4492211772</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZLdiXVVuL._SL160_.jpg" /><p>再読：アフリカが貧しいのはなにより政府に問題があるからだという著者が、現地での実体験から具体的事例を挙げて、アフリカの現状と未来を見つめる本書。

目を引いた点は関税を撤廃した自由貿易をという点で先に読んだ『最底辺の１０億人』の主張と重なるところもあり、現状の認識もだいぶ近いところにあるように見て取れる。是非合わせて読んでもらいたい。

関連して貧困国との自由貿易は搾取に繋がるなどの批判もある。だが著者は―「多くのアフリカ人にとって低賃金の長時間労働に替わる選択肢は、無賃金の長期間失業しかない。アフリカ人から貿易の機会を奪うことで、先進国は彼らをいっそう貧しくしているのである。」―という現実問題に言及して反論する。

この指摘は頭に入れておくべきだろうと思う次第。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-17T20:45:25+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>教養</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4862483038"> 
  <title>エコ・テロリズム―過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ (新書y)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4862483038</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ly-BCioPL._SL160_.jpg" /><p>再読。
環境保護運動や反捕鯨運動がアメリカにおいてラディカルになって来ているのは、アメリカの歴史に理由があると筆者は考えている。
それは、奴隷解放、公民権、女性解放といった自由と権利の拡大にしばしば暴力性が伴い、また、法の遵守ではなく、踏み越えが決定的な役割を果たしたためで、過激なエコロジスト達の論理も自然や動物の権利を獲得するためには非合法的な行為を含もうとも問題にはならないと考えるからである。としている。
このような観点から環境・動物保護運動の歴史、思想史を考察していく本。


日本だとシー・シェパードの活動が問題になってます。すでにその過激な手法で批判をされていますが、その思想から見ても賛同は無理だと思いました。
Shepherdは導き手という意味を含み、イエスを連想させる単語であり。彼らの行動を見るにつけ海の番人という単純なものではないと考えます。
この度日本の調査捕鯨側から提訴されたのでちょっと再読。</p>]]>
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  <dc:date>2011-12-15T03:59:13+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>科学読み物・疑似科学</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4152086033"> 
  <title>くらやみの速さはどれくらい (海外SFノヴェルズ)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4152086033</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41SGHXN82NL._SL160_.jpg" /><p>自閉症は幼児期であれば、治せる時代。30歳半ばであるルウは治療を受けられなかった最後の世代。
しかし彼は多少の困難は伴うものの通常の社会生活を送っており、友達と呼べる理解者にも恵まれている。
そんな中、幼児期でなくても自閉症治療が可能な技術が動物実験により為されるが、現状に明確な不満を抱いていない彼は、自分とノーマル（正常）との違いはなんなのかを問いながら治療を受けるか否かの結論を出すことになる。


面白かったです。文庫が出てますけど直感でハードカバー版を買って正解でしたねｗ
『アルジャーノンに花束を』と同じ訳者、帯にも21世紀版アルジャーノンとされているようによく比較をされているようです。
それは、両方の著者が障害者の視点から物語を綴っているからだろうとおもいますが違いはあります。アルジャーノンは治療前後の変化を中心に描いたのに対して、こちらは治療を受けるまでの過程がメインです。
なので、あまりどちらがどうというのではなくてそれぞれ個別に評価すれば良いだろうと思います。

結末は、巻末の解説をされた方が言うように複雑な感情にさせられます。それでもおそらく自分もルウと同じ決断をしたことでしょう、そして著者の息子が自閉症であることも考えると著者のぎりぎりの願望も入っているのではないかと愚考。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2010-12-15T03:37:22+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>エリザベス ムーン</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/448086072X"> 
  <title>科学と神秘のあいだ(双書Zero)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/448086072X</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RHEd%2BRMfL._SL160_.jpg" /><p>科学でなんでも白黒はっきりつけろ・られるとかいう人にはまず向かない。
線引きはとても難しい問題だし、疑似科学をひとくくりにして論じてしまってもいけない。結局、個々の事例で許容できるかできないかを判断していく他は無さそうだ。

そして著者はいつの間にか疑似科学の先頭を走っている感のある菊池誠先生ですが、長年取り組んで（考え続けて）きただけに疑似科学批判者としてバランスのとれた視点に立っていると思うところ。

科学は確からしさの追求であって、白黒はっきりつけるものではないし、科学と神秘の間にはグレーゾーンが横たわっている。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-12T09:44:19+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>科学読み物・疑似科学</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4102001115"> 
  <title>シッダールタ (新潮文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4102001115</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41474mfwqRL._SL160_.jpg" /><p>釈迦のことではなくて、お釈迦さま出家以前の名前シッダールタの名前を借りたある人物の人生を描いた作品。
仏教的悟りとはまた違った、分かりやすい悟りの境地を短い本でありながら教えてくれる。

最終盤の台詞から引用
「～世界を透察し、説明し、けいべつすることは、偉大な思想家のすることであろう。だが、私のひたすら念ずるのは、世界を愛しうること、世界をけいべつしないこと、世界と自分を憎まぬこと、世界と自分と万物を愛と賛嘆と畏敬をもってながめうることである」


　世の中になんと偉大な思想家の多いことかと感じざるを得ない、しかしそんな世の中だからこそ退屈せずにいられるのかなとも実は感じる。
世の全ての人間が彼と同じ域に達したのなら、一つの理想郷にはなるかもしれないが同時につまらぬ世の中になってしまうかもしれない。
もちろんそこには世界が平和状態であるという但し書きがつくのだけど。

だが私個人としては、シッダールタの達した境地には共感を覚える、偉そうに世の中を知った気になりたくはないし世界の在り方を素直に受け入れ軽蔑したくないし、できれば自分をあるがままに見つめ憎みたくはない。
そして、ありとあらゆる万物を畏敬をもって眺めてみたいと思うから。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-12-12T04:30:07+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ヘルマン・ヘッセ</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4150114587"> 
  <title>あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4150114587</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51191C0153L._SL160_.jpg" /><p>おもむろに再読レビュー。☆4なのは私の理解力不足が原因なので仕方ない（笑）

各物語の世界観や著者の言わんとするところを理解するのがなかなか難しいかもしれないが、着眼点や発想がおもしろくその点読んでいて飽きることがなかった。（頭は常時フル回転でしたが）
いくつかの短編、例えば「ゼロで割る」は数論の矛盾をついた作品だが数学の素養がないと難しいだろうし、表題作「あなたの人生の物語」はファーストコンタクトものだが、言語学者と異星人がコンタクトする過程で人間の認識の限界を示し、認識がどのように言語に影響を与えるのかという複雑な話であり難解だった。
それでも頑張って読み進めていくと何か「道」が開けるような感覚に襲われる。
SFファンなら是非読んでみて欲しい作品。

他の作品も軽く紹介
「バビロンの塔」・・・キリスト教「旧約聖書」にある「バベルの塔」の物語設定を使った作品。ひたすら天を目指す男が辿り着いた先は・・・

「理解」・・・人間知能の向上を与える薬を飲んだ男の物語。超越した知能からどのような景色が見えるのか、そして超越した知能を持つもの同士が出会ったら？

「ゼロで割る」・・・割愛
「あなたの人生の物語」・・・割愛

「七十二文字」・・・「名辞」と呼ばれる紙を埋め込むと人形がオートマトンの如く動くというファンタジー的世界観を持つ作品。この「名辞」があくまで科学として取り扱われるところが奇妙ながらも面白い。

「人類科学の進化」・・・人類の知性を超越した超人類なるものが存在する時代の人類科学の進化？を5頁という文量で皮肉ってみた作品。

「地獄とは神の不在なり」・・・天使が突然現れるという現代世界、天使の出現は突発的で奇跡を起こし病を癒すが、その反面の出現の余波で障害を抱えたり死者も出るというなんとも不思議な設定。
しかも因果応報ではなく完全に無差別に発生するため、人々は神の真意をそれぞれに解釈し葛藤する。
ある意味、神の意志は人間の意志とは断絶しているというキリスト教の神観をあらわした作品とも言える。

「顔の美醜について―ドキュメンタリー」・・・「カリー」と呼ばれる人の顔の美醜についての認識が出来なくなる技術を題材にした、ドキュメンタリータッチの作品。
本作の中では一番理解しやすい作品だと思うが、「人間は顔じゃないよ」というあまりに身近な問題について深く考察している。意外とお気に入り</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-11-28T01:25:34+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>テッド チャン</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003360729"> 
  <title>怒りについて 他二篇 (岩波文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003360729</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51-FNbqFAaL._SL160_.jpg" /><p>表題の他に「摂理について」「賢者の恒心について」の二篇収録。
前1年頃～65年のローマの哲学者

まず、全文読んでの感想は「それが出来たら苦労しないな」である。

「賢者の恒心について」では「賢者に不正は届かない」と述べている。
つまり、暴力も、悪意も賢者を害しようとするもの全ては賢者の持つ何物も奪えないということ、それは例え吊し上げられ、家、肉親全てを失おうとも賢者からは何も奪ったことにはならないというのである。
なぜなら賢者は全てを自らの内に託し、自らの善きものを盤石のうちに保ち、徳に自足しているから。と述べる。
しかし、では、そんな人が存在し得るのかという問いにセネカは「おそらく、それはごく稀に、長い年月の隔たりを置いて一人しか出てこない」と言うわけで理想的に過ぎるかと感じてしまうのが本音。

賢者について言えばこれまた理想論過ぎると思わずにはいられないが、それでも凡人が学ぶに当たって参考になるのは、最終盤の侮蔑への軽蔑には良識の人であれば済むというところだろうか。
セネカは言う「私にそうしたことが降りかかるのは至当なのか、それとも不当なのか。至当なら、侮辱ではなく判定である。不当なら、恥ずべきは正しくないことを行っている者のほうだ」。

至当か不当かの判断はとても難しい事ではあるが、何故私はそんなこと言われるのだろうと、一呼吸置いて冷静に省みることは良識の人でありたいならば必須に思える。

　そして本書の半分を占める「怒りについて」だが、セネカは怒りを「怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望である」としている。
「賢者の恒心について」と絡めて言えば、自身が不当に害されたということへの復讐、報復の欲望ということになろうか。

長くなるので気になった点を拾うことにするけど、怒りは生来のモノでは無いけれど誰もが持つモノであるとしている。自分は怒らないと真面目に言う人は案外要注意かも。
まあ、簡単に言えば怒りの衝動を認めなさいということなのだが、怒りというのは何かを言われた、聞いた瞬間に起きる興奮のことでは無くその後に沸き起こる感情を指している点に留意。
カッとなってやったは興奮状態であり、怒りとは分ける。興奮から覚めた時にもあいつをどうしてくれようと思う感情（欲望）が怒り。

似たようなことは現代でも度々聞くように思うけど、言ってることは大差なくて怒る前に怒りを「遅延」させろと言う。
セネカから言えば怒りや怒りから発せられたものは悪徳以外の何ものでもない、それを「理性」によって立ち止まらせてみようということ（だと思う）。

怒りの衝動（欲望）のままに行動しても良いことなんて何もないよということ。

あとは簡単に要旨だけ
・時に怒りが勇気ややる気をくれたりするのではないか？という問いに対して断固としてそれは違うと言う
・怒りは自身を正当化する道具にも化すし自らを凝り固まった信念を持つ人にしてしまう。さらに「善意」も怒りから生じた善意は自己満足に過ぎない。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-11-28T01:24:18+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>哲学・倫理・思想</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003363221"> 
  <title>読書について 他二篇 (岩波文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003363221</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B0GEY159L._SL160_.jpg" /><p>表題の「読書について」の前に「思索」「著作と文体」が収録されている。

むしろ本書の主題は表題作よりも「思索」に重要性があるように思う。

基本的に多読、濫読批判の本になるので読書好きな人、特に本は読めば読むほど知識が拡がって良い（楽しい）と感じている人にとっては少々堪える本かもしれない。

内容はまず何よりも思索の重要さを著者は訴える、自分の思索から生まれたものは真に自分のものとなりえることとして読書よりも思索をと言う。
　また読書の際にも熟慮を重ねて読んだときのみ真に読者のものとなり、読んだ本を省みさえもしないならばその本は精神に根ざすことなく失われると述べている。

そしてこれは表紙にも引用されている部分だが、少し付け加えて改めて引用してみる。

「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。　～　読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない。　～　ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく。」

この部分に関して言えば、私自身も最近は同様の読書観を持つようになってきた。
　文章を消費するのではなく、思索の上で体内に消化しないと自分の言葉として出てこないから。
そんなわけで今は圧倒的に"考える"という時間が増えてきている。


本好きの皆さんには是非読んでもらいたい一冊であるのだけど、★四つに留まるのは、言葉の辛辣さ、才ある者と愚者という区分け、情報化社会において実践的であるか否かという点で判断に迷いがあるため。（あと悪書と良書の判別はやはり難しい・・・）

だが、少なくとも読書の際に本の内容について"よし読み終えた"で終わらせてしまうと、引用の通り単に他人にものを考えてもらうことに過ぎなくなるだろう。
　本の内容を"理解"することと書かれたことについて自らの力で”考える”ことには大きな隔たりがあるのだろうと私は思っている。


最後にこれまでの話を壊すようだが（笑）、読書を娯楽と割り切って読んでいるなら特に必要のない本かもしれない、でもエンタメ小説でも色々と自分で考え（妄想）ながら読むと、単に面白い面白くない、またはただ感動した～という感想から一歩踏み込んで自ら考えることの楽しさが得られる一冊になるかもしれない。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2011-11-24T02:24:48+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>哲学・倫理・思想</dc:subject> 
  <dc:creator>macozou</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003360117"> 
  <title>ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/macozou/archives/1/4003360117</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/518RQ7E3P5L._SL160_.jpg" /><p>「無知の知」として知られている「ソクラテスの弁明」と死刑宣告を受けた後、死を待つ獄中での対話を記した「クリトン」。

ソクラテスの哲学・・・むしろ倫理の基礎と言った方が良いだろうが「善く生きる」ということへの理解の入り口として薦められ、さらに古典中の古典として、また哲学・倫理学の原点として今後も読み継がれて行く本だろう。

　とはいえ現代社会と決定的に違うのはソクラテスが裁判を受けた理由はあくまでも、神託を疑ったことに起因する。

当時の賢者と呼ばれる人達を「無知の知」により自分の方が優れていると公言したことへの反発がこの裁判のきっかけとなったことは事実と思える。
しかし訴状の内容は、「ソクラテスが国家の認めた神格以外の神格を導入したこと」そしてそのような価値観を青年達に広め「青年を堕落させる」というものになっている。
ソクラテス憎しのためのこじつけだけではなく、神の存在が大きかったのだろうと思わせられる。

ソクラテスが最高の賢者であるという託宣がソクラテス自身にそれは何故かという問いに走らせ「無知の知」を生み出したと解釈している。</p>]]>
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  <dc:date>2011-11-24T02:21:00+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>哲学・倫理・思想</dc:subject> 
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  <title>秒速5センチメートル one more side</title> 
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<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41JjUBVc8rL._SL160_.jpg" /><p>アニメをまず観ておくのが前提。
第１話ー桜花抄ーは完全に明里視点でここの話を読んだ時点でアニメ版の感慨に浸ることができる気の早い人は巻末のどちらも出せなかったりアカリとタカキの手紙を読んでしまっても良いかも。

第２話ーコスモナウトーは貴樹視点。タカキくんは花苗にひどいことをしたよね(´д｀)。ここはアニメ通りまだ余裕の無い貴樹が居ることの確認か。

そして第３話ー秒速５センチメートルー二人の視点が交互に出てくる。より貴樹と明里の内面に触れられる事と思う。気になる人は読もう。
個人としては、ああ、僕は貴樹だと思うほど同調してしまうことが多く、単に切ないでは全く言い表せない感情が湧いた。
言葉というのはなんて不便なんだろう…</p>]]>
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  <dc:date>2011-11-03T21:20:58+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>〓〓か行〓〓</dc:subject> 
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  <title>アンダーカレント  アフタヌーンKCDX</title> 
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<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KHTE77SEL._SL160_.jpg" /><p>under current=(思想、感情などの)底流</p>]]>
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  <dc:date>2010-10-29T07:38:09+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>漫画</dc:subject> 
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  <title>スキエンティア (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)</title> 
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  <dc:date>2010-10-19T20:22:07+09:00</dc:date> 
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