ファンタジー?
{王女のあだ名は『血まみれルウ』。彼女は、僕をむりやり恋人にした。}
アオリに「無理矢理っていうか流されただけじゃ」とツッコミを入れたくなりますが、とにかく主人公の少年は淡々としていて、一人称もそんな語り口なので、物語だけ空回りしているのかというと、違う。
そんな語り口なのに、いや、だからこそなのか、とにかく引きつけられます。
わたしが「オススメは?」と聞かれたら真っ先に挙げる本です。
ソフトカバーなのですが、表紙の画像がないのが寂しいところ。ルウの肖像画のようなのですが、この流麗さに手に取らなければわたしは雨宮さんの本と出会えなかった。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2006年5月22日
- 本棚登録日 : 2006年5月22日
みんなの感想をみる