ブレイスブリッジ邸 (岩波文庫 赤 302-5)

  • 岩波書店 (2009年11月13日発売)
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感想 : 8

よかったです。挿絵も素敵。1817年にW・アーヴィングが英国の詩人スコットの邸宅に招待され、その見聞を元に書かれたらしいです。「スケッチブック」の続編の趣。1817年といえば、ミス・オースティンの亡くなった年。作中の地主の愛する古き良き昔の習慣とか、古風な暮らし方って、リージェンシーの風俗習慣かしら?総て手作業の時代ですから、下層階級の労働は大変なものだったに違いないのですが、豊かな地主や大きな自作農の暮らしはゆったりしていて、楽しみに満ちています。「スケッチブック」は中学生の頃読まなくてはならなくて、文庫を買ったはずですが、「リップ・ヴァンウィンクル」しか覚えていません。もう一回読まなくては!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年4月1日
読了日 : 2010年4月1日
本棚登録日 : 2010年4月1日

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