昨夜のカレー、明日のパン

著者 :
  • 河出書房新社 (2013年4月19日発売)
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本棚登録 : 6116
感想 : 921
4

図書館にて。
このほのぼのと流れる空気感が良かった。
関係はどうであれ、居心地がいい場所があるということ、本当の居場所があるということが大切なんだなとしみじみ思った。
旦那さんの次が岩井さんでいいのか、というテツコさんの男を見る目に少々疑問を持ったが、最後の方の話でギフと仲良くやっているところを見ると、きっと岩井さんで良かったんだろう。
それと、夕子とテツコ、それぞれの両親(強烈な母親と印象のない父親←母親の暴言と止められないからでてこないのであろう)の毒っぷりがリアルで、異質な感じで読んでいて気になってしょうがなかった。いつもは気にしていないけれど、毒親を持っていると帰るところはないから、無意識に、より居場所を求めてしまうんだろうと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年3月30日
読了日 : 2015年3月30日
本棚登録日 : 2015年3月20日

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