シリーズ9作目。007=ショーンコネリーからロジャー・ムーアにイメージが変わって来た頃かと言いながらも今から約40年前。随所にレトロ感とアナログ感を感じさせます。
007シリーズを見ているレビューの中に真面目路線とコント路線に分かれるというのを見ました。言われてみると確かにそんな気がします。この映画はコント路線です。
今回のライバルとなる殺し屋。最初に乳首3つあると紹介されます。意味も伏線もありません。ただプロフィール的な紹介だけでした。何度もボンドを殺せるチャンスがありながら殺さない。親近感を持ってボンドに接する。逆にあっさりとボンドに殺されてしまう。やはり、最初の場面でスキルを磨く為に殺し屋と実践的バトルをする。その時の姿がジャージ。当時は最新ファッションだったかもしれないが、今見るとコミカルにみえたりする。
その側近に小人のアジア人男性が登場する。かなりのインパクトというのか存在感。さらにコント路線に磨きをかける。
ドジでオマヌケなボンドガールも登場する。随所にお色気シーンも散りばめられている。決して生乳、生尻を見せない。でも、逆にそこが余計にセクシーに見えてしまうのかも。
ヒーロは如何なる場面でもやられない。それを地で行く、その年代に楽しめた娯楽映画だったと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年4月11日
- 読了日 : 2017年4月8日
- 本棚登録日 : 2017年3月30日
みんなの感想をみる