まとい大名 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年1月10日発売)
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感想 : 1
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山本一力の時代小説。
江戸時代の中期、隅田川の東の深川界隈が舞台になっています。

主人公は町の火消しの、「かしら」。
親子二代に渡る、物語です。

火事が多かった、江戸の町。
その町でどのような防火対策が取られ、どのように火消しが組織されていたのか。

火事をおさえるということに関して、武士と町民が、どのような関係にあったのか。
さらには、当時の江戸に住む人たちにとって、「火」とはどんな存在だったのか。

主人公が直面する出来事に喜怒哀楽の感情を揺さぶられながら、さまざまなことを考え、学べた作品でした。

市井に生きる人たちの視点で、歴史を振り返る。
その楽しさを味わわせてもらえた、一冊でした。

『千両かんばん』山本一力
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101213461
 
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代小説
感想投稿日 : 2016年12月15日
読了日 : 2016年12月15日
本棚登録日 : 2016年12月15日

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