「尊厳死」に尊厳はあるか: ある呼吸器外し事件から (岩波新書 新赤版 1092)

著者 :
  • 岩波書店 (2007年9月20日発売)
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中島みち氏は、取材にあたってとてもニュートラルな位置から入り、徐々に深層に入ってゆくに連れて、立ち起こってくる疑問符を率直にX医師に投げかけている。そのバランスの良さは評価に価する。月日が経ってこの事件を見直してみると、X医師の取った行為は尊厳死でも安楽死でもない、主治医の偏った考え方の現れに過ぎなかったことがわかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療
感想投稿日 : 2012年8月5日
読了日 : 2012年8月5日
本棚登録日 : 2012年8月5日

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