中島みち氏は、取材にあたってとてもニュートラルな位置から入り、徐々に深層に入ってゆくに連れて、立ち起こってくる疑問符を率直にX医師に投げかけている。そのバランスの良さは評価に価する。月日が経ってこの事件を見直してみると、X医師の取った行為は尊厳死でも安楽死でもない、主治医の偏った考え方の現れに過ぎなかったことがわかる。
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カテゴリ:
医療
- 感想投稿日 : 2012年8月5日
- 読了日 : 2012年8月5日
- 本棚登録日 : 2012年8月5日
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