町山智浩x平山夢明x柳下毅一郎のトークライブを聴いて(ネットで購入できる)「なるほど」と思ったのだが、作家がホテルにこもって原稿を書こうとするのだが行き詰まってしまって頭に変調を来たすという点では、この映画と「シャイニング」はまさに同型である。
それにしてもコーエン兄弟の見せる世界は奇妙でありながら、惹きつけてやまないものを持っている。それは違和感といってもいいのだが、その違和感の正体がなんなのか、私のような素人には明瞭には見えてこないのだが(そこを見事に町山さんや柳下さんは剔出してくれる。さすがだ)、それだけになにやら見世物小屋に入ったようなスリルを味わうのであります。わからないけれども、でも、面白い。私にとってコーエン兄弟はそういう世界ですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2013年11月5日
- 読了日 : 2013年11月5日
- 本棚登録日 : 2013年11月5日
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