監督はフィルム・ノワールの線を狙って作ったのでしょうが、うーん、「悪」がちょっとこれでは不足していますね。
というか人物の描写が表面的なのですよね。どの人も影絵のように存在感がなくて、それだけに人間の心の闇が見えてこない。
まだ、カイジの帝愛グループのほうがもっと悪徳だし、人間的ですわ。
しかも勝負の方法がずっと同じだしね。どうせこういうテーマをやるのだったらもっともっと残酷で救いのないものにしないと意味がないと思いました。でも、この程度の映画でもハリウッドはリメイクするのね。びっくり。
追伸:で、ランプがつく前に先に引き金を引いちゃったらどうするんだろうね。そこのところももう少し考えてほしかったなぁ。
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2011年9月20日
- 読了日 : 2011年9月20日
- 本棚登録日 : 2011年9月20日
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