正直、アリが人間社会を侵略するっていうコンセプトはしょぼいのではないかと思ったのですが、実にこれは面白かった。何より、アリのマクロ撮影がハンパでないし、しかもアリに演技をさせているところに驚愕した。こんなことができるんだろうか。さらにアリの異常に気づくサイエンティストがとってもマッドなところも素晴らしい。この科学者は大変な事態が起きていることを世界中の誰よりも早く発見しているのに、誰にも警告せずに一人で抱え込んでしまうのである。しかも、その研究のためとあらば、一般人が死んでもちっとも悩まない。ソシオパスじゃないかと思うほどである。この異常な科学者と健全な心を持つ若い研究者、そしてたまたま巻き込まれてしまった美少女の3人の密室劇はなかなかの出来なのであります。
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- 感想投稿日 : 2014年9月18日
- 読了日 : 2014年9月18日
- 本棚登録日 : 2014年9月18日
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