稀代の天才ゆえに周囲からの理解を得られない織田信長。その息子に生まれ、慎重にそつのない言動を重ねていく信忠。
父・信長の理不尽な怒りにもうろたえることなく淡々と受け流す信忠を気に食わなく思う一方、跡継ぎとしての問題はないため、退けるわけにもいかなく歯がゆい信長。
何も与えられず、周囲が敵だらけの中成長した自分に比べ、信忠は一体何の苦労をしたというのか――。
信長の寂寥感と父子の葛藤を描く。
(2010/1/8 読了)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2010年1月22日
- 読了日 : 2010年1月22日
- 本棚登録日 : 2010年1月22日
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