私の大好きな大好きなフランス小説「日々の泡」の映画化。
コリンのカクテルピアノもニコラスの近未来な調理も部屋摩訶不思議な膨張も。
小説で描かれたSFな世界観は驚くほど忠実に表現されていた。
エターナルサンシャインのようなガーリーな愛の世界観を期待していたら度を超したゴンドリーの映像マジックに驚かされてしまうだろう。
映画としては少々間延びしてつらい部分も多かったが映像としての斬新さと面白さは必見。
デュークエリントンの音楽が聞きたくなります。
「自由という罪」
仕事をしないで、好きなものに散在をしつくすことがこんなにも退廃的であるのだろう。
90世紀最大の悲恋小説といわれていたストーリーだが登場人物のだれもに共感できない、同情できないことは読む側にとって悲劇だけども、その悲しくも退廃的な世界観にひきこまれることに耐えうるなら原作を読んでからの鑑賞のほうがいいと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF 映画
- 感想投稿日 : 2014年3月15日
- 読了日 : 2014年1月5日
- 本棚登録日 : 2014年1月5日
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