ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
予告編で観た印象とは違ったけど、幻想と現実の中で冒険する「ビッグフィッシュ」のみたいなテイストもありつつ、タイムリープあり、少しのホラーテイストもありの個人的には久しぶりに感じたティムバートンワールド全開の、ダークファンタジーでした。
主人公ジェイクが大好きなおじいちゃんの妄想話に隠された真実を探しに、手紙に書かれた島の孤児院に向かう始まりから、私もどんどん異空間に引き込まれていって気がついたら背中がシートから離れていた。
空を飛べるエマ、白い布で顔を隠した双子やイタズラ好きな透明人間のミラードなどなど、他にもたくさん、この孤児院に住む子どもたちがみんな魅力的で、奇妙だけど本当にかわいいのだ。
そこのところがティム バートンらしい愛の形。みんな他の人と違くてもいいじゃないか!どうだみんな愛おしい子供たちだろ?!っていう想いが伝わってくるのが素敵。
永遠に同じ一日のループに閉じ込められた彼らと、そうせざる得なかったミスペレグリンの子供たちの愛情も切なくて、ふと今も異空間にいるかもしれない他の存在についても考えている私がいた。
映画が終わってから、しばらくこの世界から抜け出したくなくって、
あぁ、ファンタジー✖️エンターテイメントといえばティムバートン監督なんだなって幸せなため息が出ました。
因みに私だけかもしれませんが、大きな屋敷。孤児院。昔いた子を待つ奇妙な子供たち。というキーワードが重なってスペイン映画の「永遠のこどもたち」をふと思い出してしまった。
あちらの映画のひたすらダークで遣る瀬無い感じを、もう少し幸せに描きなおしたような雰囲気でした。
- 感想投稿日 : 2017年8月31日
- 読了日 : 2017年8月31日
- 本棚登録日 : 2017年8月31日
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