裏表紙の内容紹介に、「女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説」とあったので、ある程度覚悟しながら読み始めたら、主に百合江の生涯についてに焦点を絞った内容でした。
百合江の身に起こった綾子の事件については、今の私にはかなりこたえた。そんな状況になったら私はきっと半狂乱になって暴れまくると思う。そしてきっと精神病院にほりこまれるのでしょう。
「ラブレス」というタイトルをどうしてつけたのか?
カタカナの響きと、昭和の時代を描いている内容がなんだか似合わない気がするのは私だけですか?
愛が無いということかしら?
でも結局は愛があったんじゃないかな。
いろいろな点が自分の人生のそれぞれのシーンと少し重なる部分があって興味深かった。
時代があちらに行きこちらに行きするので悲惨さが軽減されているのだと思う。
そして百合江は苦労したかもしれないけれどそこそこ自由で幸せな人生を送ったと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年10月29日
- 読了日 : 2016年10月28日
- 本棚登録日 : 2016年10月29日
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