この人についていきたい、と思わせる21の法則―成功者に学ぶ人間力の磨き方

  • ダイヤモンド社 (2008年2月29日発売)
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感想 : 13
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人びとを惹きつけ、事を成すリーダーになる才能が自分にあるだろうか。自分の内面を正直に見つめたとき、そこに夢を実現するのに必要な資質を見いだすことができるだろうか。自分の持てる能力を生かしたいのなら、この人についていきたいと心から思われるような、すぐれたリーダーになるために必要な資質を知り、伸ばし、磨くことが大切である。(Amazon.co.jpより)

著者のジョンC.マクスウェルは、リーダーシップ開発の専門家で50冊以上の著書があり、全世界でシリーズ累計1300万部を記録するベストセラー著者として知られる。本著は、リーダーが備えるべき資質を21に分類し過去の偉大なリーダー達と照らし合わせて解説している。内容的にはとても読みやすく、リーダーの必要な心構えを広く浅く紹介しているといったところだろうか。

21項目を読みながら、私の足りない部分はどれだろうか?と客観的に分析してみた。「自己規律 まず自分自身のリーダーになる」というチャプターが私の中で最も足りない資質だろうと思う。自分を律しなければ、部下たちを律することなんてできるわけないと読んだ時に、当たり前だが継続することの難しさを覚えた。リーダーも一人間なわけだから、その時の気分によって行動が左右されやすい。ここを徹底しないと、リーダーの言動が支離滅裂になる可能性があり、この人についていきたいと思われない。そのためにも、まず自分自身のリーダーになる必要があるのだ。

リーダーとして職務を完遂していれば問題ないが、21もの資質を全て備えているリーダーは皆無と思っていい。自分の足りない資質を補強したり発見することで、さらに次元の高いリーダー像を目指せることができる。これからリーダーになる方や、何かしらの壁にぶち当たったリーダーは、ぜひ読んでみたらいいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2010年4月10日
読了日 : 2009年11月26日
本棚登録日 : 2009年11月26日

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