ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

  • 宣伝会議 (2013年4月4日発売)
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街と森 意識と無意識
広告プランニング 無意識を意識化する仕事
アカウントプランニング
無意識から意識へ

ブレイクスルースパイラル
未来図→突破口→具体案→未来図

未来図を実現するために、突破口を発見する
突破口を具体化して、具体案を作る
具体案を検証することで、未来図が実現できるかの判断がつく

未来図=目指すべき明るい未来のイメージ
最初から問題をやみくもにブレイクしようとしても無理。その問題が真に課題を解決している状態をイメージすることで、そこに向かって何をブレイクするかが見えてくる
ビジネス上、マーケティング上の課題を「手触りのあるゴールイメージ」へと置き換える作業
☓ 少子高齢化が解決された状態 イメージが湧かない

◯育児に熱心な男性が増えている状態

突破口=未来図を実現するために、障害となる壁を突破するコアになる解決アイデア
突破口を見つけるための頭の働きは「発見」

具体案=最終的な世の中に出た時のイメージ
どんな言葉、サービス、ビジュアル...

ブレイクスルーしないのは、自分たちがどこでスタックしているのか分からないから
未来図が不明解?突破の壁を発見して突破口を生み出せていない?概念だけで話を進めていて具体化していない?

少子高齢化→イクメン
未来図:育児する男性が増える未来
突破口:育児する男の褒め言葉を作る
具体案:イクメン

売上アップ→売上げアップした状態を思い浮かべる

AndroidAu
iPhoneを買わない理由を作る

街の思考 ロジカルシンキング 信頼性の高い論理↔臆病な論理

①三段論法(演繹法) セオリー、フレームワーク、ポジショニングマップ...
 普遍的な大前提→小前提→個別の結論

②つみあげ(帰納法) 前例主義、経験則... 

森の思考

③連想(◯と言えば、◯と言えば...を繰り返す) ダジャレ、しりとり、ゴードン法、欠点・希望列挙法
 似たもの探しの思考プロセス

④組み合わせ KJ法、形態分析法
 1+1が2以上になっているか?単なる足しあわせ以上の新しい価値になっているか?

⑤類比(アナロジー)(同じように) シネクティクス、NM法
 他の世界(カテゴリー)の似ているものをヒントに発想する
 ビール工場の生産ラインはワクワクする→回転寿司

⑥仮説(アブダクション) (これが意味するところは) インサイト
子どもの「はじめて」経験の9割は3歳までに起こるというデータ→子育てのよろこびは、「はじめて」に立ち会うことではないか→「あなたははじめてにいくつ立会いましたか」という呼びかけコピー

街の思考と森の思考の往復運動で、仮説検証

⑦仮想(もしも〜) バックキャスティング、スーパーヒーロー発想法
あえていったん今の自分の立ち位置から離れ、別の場所、人格に視点を移動して考える
未来図は、まさに「未来」に視点を移動させ、そこから現状を見つめることで発想を促す「もしも」のロジック

⑧逆転(逆に) 逆設定法、Disruption
間違いないと思われていた常識が実は自分たちが勝手に思い込んでいただけじゃないかという疑問を持つことができ、新しい発見につながる

街を出て、森に行く冒険心
とにかく思い浮かぶものを連想して列挙してみよう。関係ないものと意図的に組み合わせてみよう。何か似ているものに例えてみよう。ありえない状況を仮想してみよう。逆に考えてみよう

引き返す自制心
筋が悪い考え、人を動かすリアリティや実現のリアリティがないものだと分かったら、きっぱり諦めてそこにこだわらないこと

言語化する執着心
どんな天才的なひらめきも、人に説明できなければ単なる思いつき
無意識の森での発見は、街で言語化することで意思決定できる

チームでブレイクスルーする
ワンスモールテーブル、アイデアを重ねる、共同脳

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アイデア
感想投稿日 : 2013年4月6日
読了日 : 2013年4月6日
本棚登録日 : 2013年4月7日

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