鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫 Aロ 3-1)

  • 光文社 (2008年4月10日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 9
5

とにかく父親のペニーがかっこいい。体はとても小さいけれど、本物の大人の男のかっこよさ。
自然の豊かさ厳しさ。登場人物たちの一筋縄では行かない深みある造形。大人の世界に足を踏み入れ少しずつ成長していく主人公。欲しかったペット、仔鹿との出会い。
成長と喪失の物語。構成の巧みさに舌をまく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年11月6日
読了日 : 2010年10月22日
本棚登録日 : 2008年5月29日

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