古事記を知りたい、と思う人に、本当におすすめ。
部分的に知っていた古事記。
全体を知りたいと思っても、どれを読んだらいいものかと、長年手がつけられずにいたところ、村上ナッツさんが書かれた古事記の本が賞を取ったということで早速買ってみた。
15章それぞれ、あらすじと漫画と文章の三本立ての構成で、まず登場人物とあらすじを見てあらかた把握したところで文章と漫画を並行して読む。
たぶん一番スタンダードな読み方をしたと思うがとてもわかりやすく、飽きない。また、章の終わりには本編から自由な「ナッツ劇場」なるエッセイがあり、これがいい休憩になり、読み進められる。
また、漫画だけを読み進めてもいいし、文章だけを読んでもいいし、幾通りもの読み方ができる作りなのがとてもいいと思った。
絵も神話だけど気取らず人間らしさが表されていて親しみやすい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年1月19日
- 読了日 : 2013年1月19日
- 本棚登録日 : 2012年12月26日
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