最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年1月24日発売)
3.57
  • (49)
  • (138)
  • (181)
  • (13)
  • (2)
本棚登録 : 1341
感想 : 107
3

『最後の晩ごはん』続編。というか次も出てるのでシリーズ第2弾。
前作でチラッと出てきた淡海先生の過去にまつわるお話。今回も店に現れた幽霊の願いを叶えるために、海里と夏神(+ロイド)が腕をふるう。

最初チャラいだけに見えた海里が、過去の事件と真正面から向き合い、成長していく姿がすがすがしい。夏神さんの無骨な優しさもいいし。ロイドはだんだん何でもありな感じになってきたけど。

何より地元出身者としては、ローカルな話題が楽しい。まさか芦屋のルナ・ホールまで登場するとは。それだけで2割増ぐらいの楽しさがあるかも。

結局夏神さんの過去は持ち越しの形。次作では語られるかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・椹野道流
感想投稿日 : 2015年6月2日
読了日 : 2015年6月2日
本棚登録日 : 2015年6月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする