入学式で隣り合った女の子が貧血を起こした。そこから仲良くなったマミは、しばらくして学校に来なくなった。だからアスカはクラスであった出来事や、気になる男の子のこと、家族のこと、文化祭のことを電話で話す。いつも話しているのに聞けないマミの不登校の理由。そばにいるのに聞けない、東大に合格して進学しなかった兄の事情。問いかけ始めるアスカ。アスカの話し言葉だけで構成される小説の中に、一つ一つの答を自分の中でかみくだいて成長していくアスカの姿が見えてきます。
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- 感想投稿日 : 2013年1月17日
- 本棚登録日 : 2013年1月17日
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