巨万の富を築いた東大教授により、昭和25年に書かれた本。財産を築く過程や、その使い方などが披露されており、誰でもできる範囲で努力すれば到達可能としている。そのきっかけとなったドイツ留学中のブレンタノ博士の言葉に巡り合えた幸運が大きいと思われる。「金のために自由を制せられ、心にもない屈従を強いられる。財産を作ることの根幹は勤勉貯蓄で、そのあとは有利な事業への投資」との言葉を忠実に実行しただけとしている。
後半にある体験社会学も、「人生即努力、努力即幸福」をモットーとした著者の経験から、誰でもできる範囲で努力すれば到達可能としている。ほとんどの人が理解していてもできないので、できる人が成功しているとの解釈になるのだろう。
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- 感想投稿日 : 2017年9月6日
- 読了日 : 2017年9月6日
- 本棚登録日 : 2017年9月6日
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