関ヶ原のあと、秋田に転封となった佐竹氏の話と、上泉信綱の弟子の話。岩明均さんは客観的なテイストな漫画の書き手で、作者が作中の登場人物を顕微鏡で観察しているような絵と、さらに物語の中で冷静に周囲を観察しているキャラクターという二段構えの「客観性」で面白さを生み出す稀有な漫画家だと思う。
面白かったのは雪の峠のほう。この、乱世の知恵者と平時も知恵者の戦いは、時代の節目の中でドラマを生み出している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2012年12月6日
- 読了日 : 2012年12月5日
- 本棚登録日 : 2012年12月5日
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