キネ旬総研エンタメ叢書 「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方

  • キネマ旬報社 (2011年8月11日発売)
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本棚登録 : 177
感想 : 20
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個人的には2011年度の1番影響を受けた本。

ハリウッドでは面白い映画を作るためのシナリオ術があって、エンターテイメント作品の脚本はそのシナリオ術が説くところの法則に従って書かれている。で、日本映画においても、最近のテレビ屋制作映画などに代表される脚本のダメさを指摘する声が大きい。どうすれば良い脚本が書けるのか。また、どういう条件を満たしていれば良い脚本なのかを分かり易く紹介している。

でも、ストーリーテリング以前の問題でダメさが際立つ日本映画がほとんどなので、そのあたりにも踏み込んでほしかったかなぁ。とくに「素人脚本か!」と観客を憤然とさせる芸能プロダクションと映画会社の力関係とか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2012年4月11日
読了日 : 2012年4月11日
本棚登録日 : 2012年4月11日

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