ユリイカ2012年8月号 特集=クリストファー・ノーラン 『メメント』から『インセプション』、そして『ダークナイト ライジング』へ

  • 青土社 (2012年7月27日発売)
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感想 : 7

映画監督「クリストファー・ノーラン」特集。「メメント」「プレステージ」を始め、記憶や心理的(=肉体的)障害を扱う作品が多い中で、単なる映画評論ではなく、映画のプロットに合わせて哲学的に「夢」とは何か?を評論してみたり、監督本人や、大友監督(「ハゲタカ」「龍馬伝」を作った人。このあと「るろうに剣心」の公開が控える)からノーラン評を聞いたりと内容は様々。
個人的には「落下」と「恐怖」の関係を記した章や「心理主義の崩壊」、バットマンのトラウマとジョーカーの関係を正確に文章にした(意外に難しい)「嘘の時代」といった評論が面白かったです。 
映画論好き、またノーラン好き、かつ多少めんどくさい話wになるのも好きですよ。。。とうめんどくさい人にオススメですw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 企業/評論/伝記
感想投稿日 : 2012年8月15日
読了日 : 2012年8月15日
本棚登録日 : 2012年8月15日

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