ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む (ちくま学芸文庫 ノ 3-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (2006年4月10日発売)
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繰り返し繰り返し読み返している。論理空間とは何か、思考するとは言語によってのみなされるとは、論理哲学論考を読み解く野矢氏の語り口に、徐々に開かれる世界を楽しむのみだ。エンジニアにとって、この本は、分節化した事実から対象に迫ることにより世界を解明し、システムの設計(可能性)を行なうということに気づきを与えてくれる。また、それはオブジェクト指向を理論的に理解する一助になる。理解は使いこなすための基盤である以上、ITエンジニア必読の書とも言えるだろう。

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感想投稿日 : 2016年4月6日
本棚登録日 : 2016年4月5日

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