写真についての講義録。
静かな言葉、穏やかな写真、美しい造本。
語り口はぶっきらぼうで、テクニカルな説明には退屈なところもあるけれど、彼の写真を見て、巻末の評伝を読むと、なぜそこをクドクドと説明しなくてはいられなかったのかが、わかるように思う。
レコードジャケットについて論じる、他の講義と比してバランスを欠いて長い「音楽とイメージ」の関係も興味深い。今はデジタル配信の時代になって、さらに全然違う関係になっているのを知ったら、彼はなんというだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
写真
- 感想投稿日 : 2017年4月17日
- 読了日 : 2017年4月17日
- 本棚登録日 : 2017年3月6日
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