人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))についてのmasashiiiiiさんのレビュー
本
/ 新潮社
/ 185ページ
/ 2006年01月発売
レビュー by masashiiiiiさん
未設定
読み終わった
読了日 : 2012年02月05日
登録日: 2012年02月05日
2012-02-05T22:34:10+09:00
時代を超えて愛される衝撃的な傑作。
天才中の天才であるが故の苦しみ。
ただなすがままに筆を走らせたであろう、ストレートな胸中の独白が、胸に響く。
太宰自身の奇妙な流転の人生はそれだけで面白く、退廃的な戦中の空気感がたまらない。正直、彼は異様なまでに気が弱く、異様なまでに流されやすい。そして、なぜだか人にモテる、女にモテる。人を恐れるが故の道化。それが故の人気。
その哀れさを全て吐き捨てるように美しく文章に昇華させたのが本作である。
奇人・天才、太宰治の真骨頂とも言える傑作である。
レビュー登録日 : 2012年02月05日
コメント
まだコメントはありません。