ファッションブランドが従来の売り方から、ライフスタイルを重視していく方向へシフトしていっている。アメリカ、中国という大国では、従来の消費主義から少しずつロハス、スローライフというった脱消費主義の芽が出てきている。
つまり世の中の価値観は、物欲なき世界へと少しずつ移行していっているのだ。
ルームシェアやカーシェアリングが近年増えてきている事も、所有より共有の方がコストが低くてすむ証明である。それと共に、高価な物質の所持によるステータスよりも、効率よく共有する方が賢明であるという価値観に変わってきているというケーススタディを多く用いて説明している。
後半ではお金=幸せという形に疑問を投げ、事実データとして、そうではない結果が出ている事を述べた上で、これからの時代における資本主義社会の限界と離脱が書かれている。
う~ん、確かに一部分でそういった動きは見えているが、まだまだ資本主義から抜け出すというのはイメージしにくいのが本音のところかな。とはいえ、そういう動きに目を向けるきっかけになったかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネスエッセイ
- 感想投稿日 : 2016年2月18日
- 読了日 : 2016年2月17日
- 本棚登録日 : 2016年1月23日
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