隠喩や直喩などポピュラーなレトリック表現から、撞着法や含意法などの、説明があってこそはっきり気がついたというようなレトリック表現まで、30に分類して紹介・説明する本です。一度読むだけでは、30の修辞技法のすべてを覚えられないので、折にふれて何度も本書を手に取れば、いつのまにか、技法のマジシャンのようになれるかもしれない。例文には、夏目漱石や川端康成などの文豪から、村上春樹、江國香織、筒井康隆ら現代作家まではばひろく、名文を引用しています。そこそこ難儀なところがあっても、わかりやすい文章なので、まずは読み通せるでしょう。物書きのエキスパートをめざすならば、まず手始めにこの本から学ぶのもよいでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年4月24日
- 読了日 : 2016年4月24日
- 本棚登録日 : 2016年4月24日
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