ハムレット (新潮文庫)

  • 新潮社 (1967年9月27日発売)
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「悲しみというやつは、いつもひとりではやってこない。かならず、あとから束になって押しよせてくるものだ」など、名言、警句、機知に富んだ言い回し、多様な比喩、アンバランスな狂気の言葉がちりばめられていて、シェイクスピアはめちゃめちゃ攻めています。そして磨いていて鋭さもある。攻めて磨かれた言葉たちなんですよね。そして、それらによって、熱狂というか、「熱」を生みだしているように感じました。舞台で演じられているさまを想像しても、観客の頭に「熱」が生じる感じです。アドレナリンがふつふつと湧いていくるような快楽が「熱」という形でやってくるとでもいえばいいのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戯曲
感想投稿日 : 2017年2月21日
読了日 : 2017年2月21日
本棚登録日 : 2017年2月21日

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