静かに、でも確実に死に向かっていく妻と、その側で寄り添い、一日一話、お話を書き続けた夫の物語。
映画はぼろぼろ泣いた。でもこの本は、すごく冷静な語り口で、静かな日常を、でもいつ終わるか分からない非日常を生きる夫婦の姿が淡々と描かれていて、涙よりも筆者の深い愛情にじーんと胸が暖かくなった。5年にも渡る闘病生活は苦しかっただろうけど、いっぱい愛された奥さんは幸せだったんじゃないかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月1日
- 読了日 : 2012年11月1日
- 本棚登録日 : 2012年11月1日
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