朗読者 (新潮クレスト・ブックス)についてのclef et flanelle さんのレビュー
本
/ 新潮社
/ 213ページ
/ 2000年04月発売
レビュー by clef et flanelle さん
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登録日: 2010年04月09日
2010-04-09T00:00:00+09:00
二十一の年齢差がある女性との関係。
しかし、蜜の時間は長くは続かず、
ある日、突然、女性は失踪する。
少年は青年になり、自分の道を歩むも、
思わぬ再会で、女性に関与していく。
不器用にさらされた、残酷な過去。
ただ見守ることしかできない立ち位置。
死守した矜持と、時間の経過、老い。
凛として、潔く、恐れ、手放した人生。
坊やは最後まで坊やだったのかも。
父親のことば。
「でもわたしは大人たちに対しても、他人がよいと思うことを自分自
身がよいと思うことより上位に置くべき理由はまったく認めないね」
結局、人はひとり。
レビュー登録日 : 2010年04月09日
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